銀行と提携している消費者金融はどこですか?

色々なカードローン会社の広告で〇〇銀行グループというのを目にします。やはり銀行のグループ企業だと安心できるのですが銀行と提携している消費者金融はどこだか教えて下さい。

プロミス、アコムの大手2社は銀行のグループ企業になります

カードローンを行っている会社は以下の5種類に大別することができます。(1)銀行系カードローン(銀行グループ会社・子会社など)、(2)消費者金融カードローン、(3)クレジット会社カードローン 、(4)信販会社カードローン、(5)銀行カードローン(銀行本体)

このうち、5は銀行本体で行っているカードローンになります。○○銀行カードローンなどの名称で各行がさかんに宣伝していますね。これとは別に銀行のグループ企業として事業を行っているものが1銀行系カードローンになります。いくつかを以下にご紹介します。

三井住友銀行グループのSMBCコンシューマーファイナンス株式会社ではプロミスとモビットを展開しています。この他にアットローンや三井住友VISAカードもグループ企業となります。

三菱東京UFJ銀行グループでは消費者金融はアコム、カードや信販会社としては三菱東京UFJニコス、ジャックスなどもグループ企業になります。三菱東京UFJ銀行のサービスとして提供しているバンクイックも実質的な審査などはアコムに委託しています。

その他の大手都市銀行であるみずほ銀行やりそな銀行は消費者金融会社はグループ企業にはありません。上記以外の銀行だと新生銀行グループにはレイクとノーローンが含まれます。この他、オリックス銀行やスルガ銀行、楽天銀行などは自社でカード活発に展開していますね。

銀行と消費者金融が提携した事による私達へのメリットとは?

銀行と言えば、お金を扱う機関として知らない人はほぼ居ません。ある程度の年齢に達すれば自分の口座を開設するでしょうし、貯金、給与の受け取り、支払いの引き落としなど様々な用途でお世話になります。また、お金を融資してもらう為の場所としても有名であり、普段から使う事もよくあるので信頼性が高い借り入れ先と言えるでしょう。大手銀行、地方銀行、信用金庫等々…銀行のバリエーションは豊富ながらも、どれも信頼できますね。

そして消費者金融といえば、多少知っているかどうかにはばらつきがあると言えます。何故なら銀行と違ってお金を借りる以外の用途にて訪れる事は無く、融資を使わないという人であれば本当にお世話になる事が無い場合もあります。仮に融資を使う場合にしても銀行が優先される事が多いように、消費者金融というのは金利が高いなどの事情があってあまり良い印象を持たれない事が多いです。

かつては銀行も消費者金融もほぼ独立している業者だったのですが、現在では銀行と提携している消費者金融というのは非常に多く、純粋な意味での消費者金融の方が少数となっています。消費者金融の有名どころを見てみても『○○銀行グループ』のような文言が書かれている事が多く、むしろ銀行の傘下の一つであるような格好が正しいかもしれません。

銀行か消費者金融かというよりも、こうして銀行と消費者金融が提携する事で、私達にどんなメリットがあるのか…正直なところ、気になるのはこの一点ですよね。一見して何も変わっていなさそうに見えますが、きちんと変わっている事はありますので、そのメリットに絞って紹介していきます。

まずやっぱり消費者金融を使う上で安心して使いやすいというのが利点ですね。はっきり言うのなら消費者金融はサラ金時代の悪い印象が今でも根強く残っていますので、単体では信用しにくいと判断されても仕方がありません。しかし、銀行と提携する事で銀行の一員という格好になり、消費者金融単体と違って内部の規律も厳しくなっていそうで、さながら銀行の一部分として頼りやすいのです。イメージ的な部分が大きいですが、このイメージがまずは大事だったりするのです。

そして提携銀行のATMにて利用できるというのも、地味ながら利点の一つです。消費者金融を利用する時に消費者金融の設備しか使えないという場合、どうしても利用範囲が限られてしまいます。しかし、よく使う銀行と提携している消費者金融なら通帳の記入ついでに借りるなど、フットワークもとても軽いですね。銀行のついでに消費者金融の用事も済ませる事ができると、時間の無駄も大きくカットできるのです。

どちらかと言えば消費者金融がより便利になる部分が多いのですが、それでも私達にとってメリットがきちんと存在しているのは事実です。消費者金融が使いやすくなると銀行だけに絞らずに業者を選べますので、もっと利点は増えていくと言っても良さそうです。